清道とは「天子の行幸の道を払い清める」「先払い役」などの意味。
櫛田神社は、山笠を祗園様に奉納するために廻る。
東長寺は、神仏混淆時代に櫛田神社のお寺で櫛田神社に神官はおらず、寺の住職が祝詞をあげていた頃もあった。その恩に山笠を奉納している。
承天寺は、山笠発祥之地と伝えられるところ。
二つのお寺は、住職が姿を現し、山笠の”表敬”を受ける。台上がりも”目一本”(会釈)をする。神事でありながら、仏教も忘れない。
※神仏混淆(しんぶつこんこう)とは、仏教を浸透させるため、日本固有の神と仏様を融合させた。明治維新の神仏分離令(1868)まで、わが国の宗教観念だった。 |

櫛田神社境内図
|
|